すみれ スミレ 菫

先日、マルヤガーデンズのジュンク堂書店で、可愛い一冊を見つけました。
「スミレハンドブック」。
毎春、ニュースや新聞が桜の開花で賑わう頃、地面には人知れず小さな花たちが次々に咲き始めます。スミレもそのひとつ。この庭にも数種類の山スミレが咲き誇り、名前の詳細を知らずにいました。一輪ずつ摘んでハンドブックで調べてみると、「如意菫-ニョイスミレ」「立坪菫-タチツボスミレ」と判明。残り数種は未だ分からず・・。
総称で呼んでいたスミレに、それぞの個性を知る瞬間、とても嬉しいものです。日本古来から咲き続けてきたスミレ、名前の由来は大工道具の「墨入れ(墨つぼ)」から来ているそうです。スミレの花びらを横から見た際、蜜溜まりという膨らんだ部分があります。それが墨入れの道具の丸い線と似ているんですね。
最近はなかなか見かけることはありませんが、昔の大工さんが仕事の手を休めてお茶を頂いている際、庭のスミレが目に留まって付いた名前かもしれませんね。

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