湾奥が国立公園に

tricyrtis2012-04-02

あっという間に四月がやってきました。Caféの庭には11本の桜がありますが、カワズザクラは散ってしまったものの、寒緋桜とソメイヨシノは今が盛り、遅まきながらヤマザクラも可憐な花を咲かせています。

3月16日、霧島錦江湾国立公園が誕生しました。日本の国立公園指定第1号の「霧島屋久国立公園」が、世界的にも珍しい海域カルデラの一つとされる鹿児島湾(錦江湾)奥の姶良カルデラ桜島と霧島に加えた「霧島錦江湾国立公園」と、世界自然遺産の「屋久島国立公園」に分割されたのです。

姶良カルデラといっても馴染みがないかもしれませんが、直径20キロの大きな地球の窪みで、約2万5000年前の姶良火山の大噴火で大量の噴出物が吐き出された後に落ち込んだ地形です。その後、海水が流れ込んで、いまの鹿児島湾奥になったのだそうです。
Caféから望む湾奥の風景が新たに国立公園になって、改めて悠久の歴史に想いを馳せるこの頃です。

写真は昨夕、鹿児島湾の向こうに沈む夕日…。穏やかな春の夕刻の1シーンです。