母の背中

tricyrtis2013-04-10

カフェの再開に向けて、庭作業も徐々に進んでいます。
冬の間、植物を寒さから守ってくれた落ち葉を取り除くと、花々の足元が光を受けて若々しい姿です。
庭の春の食材も、蕗の薹の天ぷらに始まり、タラの芽、タケノコ、ツワブキを様々にいただき、苦みと栄養で、身体も新たに蘇るようです。

そんな中、ただひとつ、足元にありながら何故か料理したことが無かったヨモギ
きょう摘まなければ、また来年かしらと思った途端、庭作業を放り投げ、しばしヨモギ摘みに没頭しました。こんな土壇場の集中力だけは人一倍なわたし!
大量のヨモギが、綺麗な濃い緑のヨモギペーストになりました。
これで春の手仕事終了。ふぅ・・

そろそろ傘寿を迎える母が、毎年のようにヨモギを摘んで、お餅やお団子にして食べさせてくれて・・。
今では母と同じようなことをするようになって、周りが笑います。
母の背中が、季節を教えてくれたように感じます。