桜貝

tricyrtis2012-05-11

土地に出逢い、土地を耕し、家を建て、この7月で丸5年になります。季節の移りを身近に感じながら、早いものです。目の前に広がる照葉樹林の山と、長年この地で命を育んできた木々や草花の風景に繋がるように、邪魔しないようにと、庭に花を植えてきました。そんな土地に最初に植えたのが、画像のアグロステンマです。4種類ほどある色の中で、桜貝と呼ばれるこの種の蕾が真っ先に開き始めました。
20年ほど前に、指宿の海の傍に自生して咲いている姿を見て一目惚れ!。調べてみたら、「アグロ=畑、ステンマ=王冠」で、ヨーロッパの畑に美しく咲く雑草、野の花飾り、とありました。最近はお花屋さんにも並んでいますが、はやり、名の由来通り、畑のような場所がお似合いの花ですね。
線が細く柔らかい可憐な花なのに、少々強い風にも添うように揺れながら咲き続けて、ワイルドで野趣な雰囲気ですが、南九州の山々を背に、やはり野の花飾りのように映ります。
バラの花束より、こんな草花をいただいたら嬉しいなぁ・・!


HPはこちら

http://www.synapse.ne.jp/taocafe/taocafe/Welcome.html