不思議な果実!

tricyrtis2012-10-26

先週、指宿にある開聞岳近くの友人宅にお邪魔した際、とっても不思議な果物をいただきました。まるでブドウのような形のこの果実、「ジャポチカバ」という名前だそうです。食べてみると、ねっとりした食感で、ブドウとライチを合わせたように甘いんです。20年くらい前に指宿に赴任された教師が、珍しい植物を育てることがお好きで、そこから広がったそうです。ブラジルやアルゼンチンといった南米が原産地だそうですから、暖かい指宿は環境が合ったのでしょうね。

新しいものに出逢うと、ドキドキワクワクするのが常で、この実にとっても興味を持ちました。外にある木を実際に見せていただくと、更にびっくり!生い茂った葉っぱの奥、何と、樹の幹に直接、実がなっていました。何だか、敵から身を隠すように結実している姿が、かくれんぼしているみたいで微笑ましい。人にも普通と違う生き方が様々ありますが、このジャポチカバも、超個性的な生き方ですね。

小学生の頃、毎年登っていた懐かしい開聞岳を眺めながら、私の中にある野生的な原風景は多分、この指宿で生まれたんじゃないかしら、と感じながら帰ってきました。