秋の収穫
今年も、ムカゴ(零余子)をたくさん収穫しました。
食べて美味しいムカゴですが、収穫の瞬間の楽しさは、同類の趣味の方々にしか分からないかもしれません!
山道を車で走っていると、嫌でも目の前に現れるムカゴ。
左手にビニール傘を逆さまに持って、右手で山芋の蔓を軽く引くと、傘にパラパラ落ちてきて、この音がたまらないんです(笑)
先日のこと、ムカゴを探して歩いていると、車を停めて、高枝ばさみを伸ばしてアケビを収穫している方がいました。
車を走らせながら、あんな高いところにあるアケビに気づくなんて!と。
そんなことより、車に高枝ばさみを積んでいらっしゃるところに頭が下がりました。
上には上がいるものです(笑)
自己流の・・
鹿児島市内から牧之原に向かう道中、イチョウの葉が1週間前よりも色づいて、秋がゆっくり深まっていくのが分かります。
先日予定したリース作りがお天気のせいで中止になり、集めた素材も台無しになりました。やはり作りたくて、半日ほど庭の木々や植物を眺めながら、というより、いつになくジッと見つめながら、素材を探して歩きました。この時期、様々な複雑な色に出会います。
自己流の、ただ素材をクルクルと巻いて重ねて、投げ入れのように置いただけのリースですが、この中の植物は、私が出会う前からこの土地に長年生きてきたもの。数えきれないほどの多くの季節を過ごしてきたことが感じられて、朽ちた色が愛おしくなります。
ただ、近くで見ると、やはり、自己流の手抜きが露わかな。
ちゃんと巻き方の基礎を習って、次回は冬枯れの小枝で作ってみようかしら。
笑うブラウニー
先ほど撮った1枚。
ブラウニーが、大好きなドッグトレーナーさんと出会った瞬間の表情です。
嬉しくて笑っていますね(笑)
雨も上がって、秋晴れのきょう。
ブラウニー、大好きな仲間たちと、いっぱい遊んでいらっしゃい!
ツワブキの花
桜島の降灰も一休み。この週末、久しぶりの雨で、山の緑がとても綺麗でした。
そんな風景の中で、土地の入り口から奥まで線を繋ぐように、ツワブキの黄色が緑に映えています。
春の芽吹きに始まった庭の風景の移りも、このツワブキの花が最後を締めくくってくれる季節になりました。
庭を歩くと、葉が紅葉し、どんぐりが落ち、椿の実の殻はブローチみたいに形良く開いて、晩秋の植物の様々な姿に出会います。
この11月、敷地内を歩きながら、蔓や枯れた植物を使った、山のリース作りを予定しています。晩秋の丘の上の風景を楽しみながら、ちょっと肌寒いかな。スープやお茶で温まりながらの、外での制作活動です。お天気が良ければいいなぁ。
掛け干し米
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
北海道の山々の記録を書こうと思いながら、大切な方々の続けての訃報・・。ちょっと参ってました。
季節はすっかり秋。
牧之原台地は、いま、稲刈りの真っ盛り、村落のあちこちでご覧の「掛け干し」の風景が見られます。
以前と違って、今は、「コンバインで刈ってそのまま乾燥機で乾かす」という機械乾燥が主流ですが、初夏は蛍が群れる狭い棚田ではそうもいきません。刈った稲を2、3週間竿に掛けて乾燥させる昔ながらの方法で、労力も時間もかかりますが、 太陽の光をたっぷり浴びたお米は味も香りも格別です。
逆さにして干す事により稲の栄養が穂先の実に集中するともいわれています。でも、何より、素敵なのは、山々が色づいた秋の風景に、掛け干しがとても似合うこと。
子供の頃、祖父の住む指宿で、掛け干しの竿の周りを夢中に駆けまわっていたことが、懐かしく思い出されます。
実りの秋、いい季節です。
旅
猛暑続きだった今年の夏も、ようやく気温が30度以下になり、厚毛のブラウニーも生き返っているようです。
庭には、クレマチスの原種ボタンヅルが、あちこちで蔓を伸ばしています。今年の秋は、庭の緑の中に、ボタンヅルの白がぽつぽつと映えそうです。こんな色の庭が、好きですねぇ。
画像は、同じクレマチスの仲間。
ボタンヅルの花の形に紫色のグラデーションが美しい、ジョウイニアナチャンスという品種ですが、花が終わったら地植えに移す予定。
秋の宿根草があちらこちらに育ち始め、カフェの設えも楽しみになってきました。
今週、機会あって北海道の庭を見に行ってきます。
北の土地に合う庭づくりをされてきた方々の目線を眺めながら、南九州の照葉樹林に合う庭づくりの妄想!に耽ってきますね。